【1on1チャンネル コラム版 】〔66〕将来のビジョンを明確にすることの大切さ
アジャイルHRでは代表の松丘啓司と講師の夛田素子によるYouTube「1on1チャンネル」を開設しています。本サイトでは、過去に配信した対談を1回ずつ短いコラムに編集してお届けします。
夛田:皆さんは将来のビジョンをどのくらい明確にされていますでしょうか?
ビジョンを明確にすると未来が引き寄せられるなどと言われることがありますが、そのようなことがあり得るのでしょうか?
松丘:ここで言っているビジョンというのは個人のビジョンです。つまり、自分は将来どうなりたいのか、どんな活躍をしたいのかという将来の希望や願望みたいなものですが、自分が活躍できている状態というのは、その人の内的な動機や価値観が活かされている状態ですよね。
自分の価値観に基づいて将来こうなれたらいいなというビジョンを鮮明に描く。将来のことは予測通りになるわけではないのですが、描くことができると、そこに近づきやすくなるわけです。
それ はなぜかというと、そのビジョンというのは今からその数年先までの間のいろいろな選択を繰り返した結果、行き着くからです。
選択をする時に、人は自分にとって大切な方を選びます。
例えば AとBという選択肢があった時に、自分にとって大切にしたい方を選ぶということです。
何が大切かという基準がその人の価値観なので、自分の価値観に従って選択をしていくと、おのずと将来のビジョンにたどり着くということです。
引き寄せられるというのは、どちらかというと自分の軸をしっかりと持ち、それを信念あるいは信条のようにして歩んでいけば、描いた未来にたどり着きますよ、というそんな意味です。
夛田:なるほど。明確になることで軸が見えてくるというようなこともあるでしょうし、もちろん軸がしっかりしていればビジョンも明確になってくるというようなイメージでしょうか。
松丘:そうですね。
夛田:ご自身が将来描いた時にワクワクする未来。これは誰しもが描きたいものではないかと思います。その際に大切になってくるのが自分の軸、何を大切にしているのかという価値観というものです。
この価値観については以前もお伝えしていますが、今一度、自身の価値観が何かということについて、考えてみていただければと思います。